森本石材のお墓の【基礎工事】

こんにちは!森本石材のホームページ・ブログにお越しいただき誠にありがとうございます。

本日のモリモトブログではいつもの各お家のお墓の工事紹介と少し趣向を変えましてお墓の「基礎工事」についてお話させていただこうと思います。

基礎工事は様々な建造物において例外無く非常に重要でな工程です。ビルや家屋などはもちろん、ちょっとした物置やオブジェ等の屋外に建っている物には何かしらの基礎工事が施されています。

お墓にももちろん基礎が施されています。しかしながら法令による施工基準がほぼ無いと言えるお墓の基礎工事は各石材店によって施工方法が様々です。

工事技術が15年遅れているといわれるこの業界ではいまだに不十分な基礎工事、中には基礎をしないといった信じられない工事をしている石材店も事実として存在します。

そこでこれから森本石材でお墓を建てようもしくはお墓の工事を頼もうと思っていただいてる、またこれまでの工事のご用命をいただいたお客様により安心していただけるように当店の基本の基礎工事をご紹介させていただきます。

基本的に基礎工事の流れとしましては地盤改良~補強→鉄筋・ワイヤーメッシュ等の骨材設定→コンクリート打設、といった流れになります。

【地盤改良】

地盤が緩かったり地中から水が染み出す場所で行う施工です。基本的には現地の土とセメントを混ぜて敷き均してしっかりとランマ―等で締め固めます。セメントを混ぜ込んだ土を一番下に敷くことで地中から水が湧き出したりお墓の納骨室内の湿気を防止することができます。

しかしながらこの地盤改良は地中に染み込む水分も通さなくなってしまいますので上記写真の様にネトロンパイプを使用する等の排水対策が必須です。

【地盤補強】

こちらはほぼすべての工事で行っている工程です。クラッシャーランと呼ばれる地盤補強用の砕石を5cm程度全体に敷き、転圧でしっかり締め固めます。
お墓を解体する際にたまにこの工程を省いていると見られる基礎を見かけますが、大体何かしらの問題が生じているように感じます。
お墓が傾いている場合も殆どはこの工程を省いている、もしくは適切に行っていない場合が殆どです。
逆にこの工程をしっかりやっているお墓が傾いているのは私の記憶では今までありませんので、いかにこの地盤補強の工程が重要かといったところですね。

【鉄筋設定】

コンクリートの骨材、鉄筋の設定です。鉄筋はコンクリートの強度を格段に向上させる資材です。いわゆる鉄筋コンクリートで基礎を創ります。
鉄筋の太さは様々な物がありますが当店では基本的に10mm~12mmの物を使用しています。太さはコンクリートを打設する厚さに応じて使い分けております。
上記写真の中で筒状の物がいくつか鉄筋の間に置いてありますが、こちらは湿気やコンクリートから出る灰汁(エフロ)を地中に排出するための物です。

【コンクリート打設】
 

最後にコンクリートの打設です。コンクリートは国の認可を受けた生コン業者さんのレディーミクストコンクリートを使用しています。

コンクリートの打設圧は10cm~18cmと上に建つお墓の重量や構造により変えています。しっかりと工学に基づいた計算をして必要十分な厚さのコンクリート基礎を作成しています。
コンクリートは流し込むだけではなくバイブレーターで生コンの中の空気を抜き、満遍なく締め固めてより密度の高い物を作っております。

【基礎完成】

おおよそ以上の様な工程を経て、当店のお墓の基礎は出来ております。
どんなに良質な石材を使用して綺麗で立派なお墓を創られても基礎工事をないがしろにしては本当の良いお墓とは言えないのではないでしょうか?何事に於いても足元がしっかりしていると安心ですね。

お墓を建てられる、あるいは改修等をお考えの際には是非ともしっかりと基礎工事に理解のあるお店選びをされることを推奨いたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。是非また森本石材のホームページ・ブログにお越し下さい。

令和6年1月20日(土)
(有)森本石材 森本健介

 

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